ブログ広告はブロガーのお茶目を許さない

現状では、亀田一家に広告費を突っ込むくらいの度胸(蛮勇)が無いと、blogメディアに広告を出す事は難しいと思う。*1

■ブログ広告はダメだと思う (smashmedia)
 http://smashmedia.jp/blog/2008/01/000836.php

その意味では、極めて妥当な意見ではないだろうか。blogを『+αの価値を持つ媒体』に昇華させるようなビジネスは困難だと思う。

例えば、blog界隈で求心力を持った一流のギークがいたとする。

その方は、多くの鋭い考察と興味深い書評をblogに載せる一方で、はてなハイクでは随分とお茶目な事を書き込んだりもする。

多くの人が氏に親しみを覚えるだろう。だが、広告媒体としては管理された(飼い慣らされた)人物の方が無難だ。

媒体としてのblogは『人に依存する故の不安定さ』が常に付きまとう。だが『身軽に書けるからこそ、blogに魅力がある』もまた事実だ。

魅力を殺さず、不安定さを払拭する。そうして、blogを安定した高品質媒体に化けさせる。そんなウルトラCは、私には思い当たらない。

※ただ、身軽さを殺す方向の着地点は十分ありうると思う。プロスポーツ選手が企業広告を背負うように。

*1:ヤンチャされたらクライアントのビジネスに響くのだが、リングに上がっている側にはほとんど自覚はない