"はなし"の話

先日、勤め先の先輩と仕事関連の雑談+私的な相談など、取りとめもないことを話す機会を持った。
考えてみれば、勤め先の方に個人的なことまで相談するのは、社会人になって初めてのことかも知れない。
事前に、話の持ちかけ方などを一通り考えてみたのだが、相手がスマートな方ということもあるので、結局、小細工なしに直接的な方法をとることに決めた。端的に相談を依頼し、率直に状況と自分自身の考え方を伝え、必要事項についてお考えを伺うというやり方だ。

実際、いざ話し合いが始まってみると、アイスブレイク→本題の周辺へと流れるように先方が話題を進めることになった。あれだけきれいに話を運ばれたなら、もし私が口の重い状況だったとしても、きっとスムーズに相談を切り出すことができていたに違いない。
上手な話の運び方は過去の経験から習得したものなのだろう。聞いていて、本題を忘れ感心していた。


ひとしきり四方山話をして、その日は解散。
先輩の持つ"話術"と"人への気遣い"に関しては、ぜひとも盗まなくてはなくてはならないという思いを改めて強くした日だった。


ここからは完全に余談なのだが、件の先輩には(奥様のためにも)お体ご自愛いただきたい。

私の性格上*1、自分にとって重要な人、大事な人が元気をなくしているのを見るのは忍びないのだ。
ひとまず、自分にできる範囲で支援して行こうとは思う。

*1:最近、こうした性質に気づかされた。自分のことをマイペースで周囲への関心が低い性格だと考えていただけに、意外な発見ではあった