おサイフケータイを使ったクレジット決済、『QUICPay』という試み
非接触ICカードを利用した共通プラットフォームを作る試み。推進委員会には、クレジットカード会社10社のほか、ボーダフォン、KDDIが名を連ねる。
具体的には、JCBが展開する「QUICPay」システムを各社の共通インフラとし、「おサイフケータイ」を使って支払いを行うことを想定する。
●サービス概要(記事から抜粋)
QUICPayはクレジットカードと非接触ICを紐付け、決済完了後にクレジットカードから代金を支払う「ポストペイ」方式の決済手段。利用法は、プリペイド方式の電子マネーとほぼ同様で、レジで非接触ICカードまたはおサイフケータイをかざすだけで決済が完了する。
おサイフケータイを含む非接触ICカードを想定、限度額2万円、一定額まで利用した後に信用照会が行われる。なお、QUICPayにユーザーが登録できるクレジットカードは1枚だけ。つまり、携帯をJCBのカードにすると、他のクレジットカードはニコス他の他のカードは利用できない。
※ユーザから見れば大して気にならない仕様ではあるが、会員の信販会社からみれば、本来は認めたくない仕様であろう。
●展望 (記事から抜粋)
普及に関して評議会としての具体的な目標はない。「2006年3月の中間報告会では、今後検討すべき課題の明確化を目指す」(評議会事務局)
※元々QUICPayのプラットフォームを所有していたJCBは普及に積極的だが、その他の信販会社はやや様子見の状況。「おサイフケータイの普及度を見守りつつ対応を決めたい」とするコメントが多い。
●関連記事
◎携帯をクレジットカードに──クレジット10社、KDDI、ボーダフォンが推進 (1/2)
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0510/25/news076.html
◎携帯をクレジットカードにする「QUICPay」は安心か
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0407/21/news101.html
●関連エントリ
◎電子マネー・小額決済のまとめ
http://d.hatena.ne.jp/setamise/20051027/1130384683
なお、この文章は、業務時間外に作成したものであることを(念のために)記述しておく。